2023年、黒猫18歳になる。

小梅は300gちょっと位の体重のころに動物舎のこどもになった。

2023年5月に19歳で亡くなったはなちゃんと、2017年に14歳で亡くなったモカに、蝶よ花よと育てられた。

それで根っからのお嬢様気質ができあがってしまった。

お誕生日プレゼントはピンクの軽量カラー

でも、とても母に懐いてくれて目に見えないもの、言葉にできないものをたさんくれたように思う。

小梅ははなちゃんと同じく慢性腎臓病だけれど、頑張り過ぎずにあと少し長生きして、母の人生に寄り添って欲しいと勝手なことを願う。

6月10日はかつおのお刺身でお誕生日おめでとうパーティ。

にゃんずのみんな、小梅おばあちゃんのわがままを許してね。

明日もきっとしあわせな動物舎。

黒猫、17歳になる。

愛猫、小梅は今日2022年6月10日が推定誕生日。17歳。

テーブルの下、ほぼ一日、母の傍にいる。

2005年7月2日、早朝に拾い上げた。まだ、330gほど、お皿からはミルクを飲めた。ガンと闘うゴールデンリトリバーくんが公園の植栽に隠れる仔猫をみつけてくれたのだった。

ご夫婦がゴールデンくんのリードを持ったまま立ちされずにいて、そこへ通りかかり連れ帰ったのだった。

お姫様として故猫モカとはなにたくさん可愛がられて育ったため、一歳にもならない頃にはのんちゃんを追い出してしまうほどだった。

あの朝から早、17年。慢性腎臓病(CKD)と付き合いながら、気に入らない若い殿猫を元気に追いかけている。

追いかけられるのは白猫の槐。布団の下に潜る彼と間違えられて、母のふくらはぎをがっしり噛まれたのは5月。もう勘弁してねと思いながら、この6月も噛まれた( ˙꒳˙; )

のんちゃんのことがあって、一度は実家で面倒をみてもらおうと四国へ連れていった。その日の夜中に脱走してしまい、2ヶ月ほど大阪から週3くらいで通い、のどが潰れるまで名を呼んだ。

新聞広告をうち、その情報から小梅を見つけ、やっとのことで大阪に連れ帰った。当時、逃がしてしまったばぁばが途方にくれ、占い師にみてもらったという話も聞いた。「3ヶ月ほどでもどる」と言われたらしい。自分のうちに戻る気持ちのある猫ならば、そこまでかからない。占い師も猫を知っているとみえた。

そういえば、大阪から阪神方面へ転居してまもないころ、はなちゃんの目の瞬膜を爪で引っ掻き割いたこともあった。V型に切れ込んだ傷は残るが視力に影響はなかった。そのはなちゃんも3月に18歳を迎えた。

小梅だけは、車の少ない日曜日などは、ときどき猫じゃらしの草を食べさせてやるために、アパート裏の敷地に連れ出してやる。夏場に限ったことで小梅が楽しみにしている。

室内飼育に切り替えてから、一切出さない年月があったが、CKDとなってからは悔いのない人生を送らせてやりたいと、ときどき以前のように外へ出してやるようにした。はなも同じくだが、廊下を歩き階段を上がるも疲れるようで3分もすればだっこで部屋にもどる。

小梅は敷地の外にもでて、歩道を行く人や自転車を見送る。耳が少し遠いようで、車の音に気づかず横切ろうとするので、一方通行の公道に出ているときは見守っている。

そんなこんな、いろいろやらかしてくれる小梅さん。

もう少しここにいて。

四国の実家から抜け出してもちゃんと大阪方面、東へ東へと向かって進んでた、偉かったね。

初めてあった時、逃げずにすんなり抱っこさせてくれてありがとう。

今日も平和な動物舎。

ほかのみんなもありがとう。

ねじれるにゃんこ ~twisted cat~

ネコは身体がとても柔らかい。関節が柔らかいというのが正しいのかもしれない。

槐(えんじゅ♂)
縦型スクラッチボードの前で。

いつの間にか不仲になってしまった黒猫から敗走、やっとうちに戻れた白猫が思い切りねじれている。( ˙꒳˙; )

2021年10月6日。4週間ぶりに動物舎へ戻ってからおよそ1ヶ月。黒猫/小梅の白猫/槐に対する意地悪に気が気でない日が続く。

数日前、10月30日は初代モカの命日だったけれど、落ち着かなくて写経や線香供養はできずに終わった。槐は初代の若いころとと瓜二つの色柄で甘えんぼの所も同じにゃんこだ。

記事を書いていたら、槐が胸の上に乗っかってきて、グルルグルルと喉を鳴らし始めた。

臆病な槐は、外にいる間、さほど動かず過ごしたようで体重は1キロくらい減っただけ。毛並みも荒れていなかった。3歳足らずという若さが幸いした。

でも、ココロはどれだけ傷ついただろう。少しは癒えただろうか。

小梅の目を盗むようにして、母に甘えたり、寛いだり。思わぬ苦労をかけてしまうことになった。槐をお迎えしてから3年も一緒にいるのに、急速に不仲となったその原因は何なんだろう。

小梅16歳、おばあちゃん猫の凄まじい嫉妬が原因と思うけれど、今は、2人の仲裁、対処に心痛を感じる日々。

平和な動物舎に起きたこの黒白冷戦。早く休戦協定を結んでほしい。

おおかたの日々は平和な動物舎。

老若雌雄問わず、7つの個性が集う動物舎。

みんな、ここを選んでくれてありがとう。

リボン付きカラー 小梅の場合

先日、オーダーメイドで制作して頂いた赤の方のカラー。

小梅は自分でリボンの位置を変える。
16歳の知恵と技。

重ねリボンの白は、できれば英文文字列のプリント柄、幅は〇〇cmなど希望はあった。が、流石に欲をかきすぎだろうとお伝えできなかった。結果、なにやらおめでたい紅白水引きになってしまった。

こんな感じの幅違いで重ねたのを作ってみたかったけれど、ミシンもないので断念。

そうは言っても、喉元にリボンがあるとかっこいい蝶ネクタイとなっている。

眠る時は写真のようにリボンが背中がわに来るよう器用に位置を変える。

二代目モカちゃんは、タグはあるのに、
酷く嫌がるのでカラーをつけられない。

理想を言えば、カラー本体も体色に合わせて、小梅は黒カラーに赤リボン、槐は白カラーに青リボン、としたかったのである。まーくんなら、黄色のカラーにブラウンかオレンジのリボンかな。

カラーに慣れるまで数ヶ月かけたまーくん。

動物舎にある使い古しのカラーからパーツを取って作り替えることが度々あるが、古びた感じになってしまうのは否めない。

素人の方とはいえ、なかなか立派にしかもお安く制作してくださるので、とてもありがたい。

小梅、嫌な顔をせず、ネームタグとカラーを付けさせてくれてありがとう。

慢性腎臓病のため、小梅もあと数年で神様に呼び戻されてしまうだろうけれど、それまでは地上でゆるりとね。ヤキモチはそこそこにして……

ずーっと拗ねてないで、夜は母のベッドに戻って来てくださいな。

我が家は平和な動物舎。

みんな、ありがとう。

新しいカラー

オーダーメイドで制作してもらったネクタイ。

逆光で色味が……

機嫌よく付けてくれてるので、一安心。

冒険心に駆られて出ていかないようにして欲しいものだ。小梅の赤色も古いものと交換したのに、テーブル下で寛ぎ中。撮影ならず。

全国展で忙しい母とにゃんずの動物舎。

みんな、ありがとう。

子猫だった頃のお宝ビデオ

既に満2歳を超えた、白猫、槐は実家で代々繁殖をしてきたにゃんこの末裔。とても大切に育てられてから、うちへきてくれた。

先代モカにそっくりの槐

今も槐(えんじゅ)の実家のママとはLINEで槐の様子をお伝えしている。先日、槐の動画を送ってくださった。脚を立って動いているので生後15日くらいかと思われる。

兄弟と3匹でじゃれている。真ん中の子は、シャムに見えるがその後は珍しい白さびの模様になり、別人になったそうだ。

お迎え当時の槐

多分、体の大きい方の白い仔猫が槐だろうと思う。画面向かって左側の白い仔猫。

2019.6 くらいのえんじゅ達

まだまだたくさん動画や写真があるのだろうけれど、どれもこれも公開するといったことは、実家のママ達には、寂しいことなのかもしれない。

近頃、少しドアを開けて黒猫の小梅だけ外へ連れ出すと、槐が物凄すごく甲高い声で悲鳴のように、泣く。困る。(^^;

小梅が外に出たがり延々と1時間は鳴き続けるので根負けしてしまうのである。彼女も余命2~3年だろうか、16歳を超えた慢性腎臓病だから、ゆるやかに壊れていく。

命の花が開き、その花々が散りゆく動物舎。

命の尊厳を考えさせてくれる生き物たち。

みんな、ありがとう。

小梅、16歳

動きは俊敏、威厳たっぷり。

若いオス猫には眼力でもって排除する、動物舎の、第二女王さま。

6月9日、満16歳になった。腎臓マーカの数値はさがったけれど、獣医さんは「マーカの数値はよく変動する。さがったからといって腎臓機能が回復したわけではない」と。

確定診断はだせないけれど。慢性腎臓病を疑って間違いなさそうなので、フォルテコールを食べさせている。

幸い、わりと、すんなり食べてくれるところをみると、自分には必要だと分かっているようだ。

めずらしくひとり遊びするおばあちゃんネコ

小梅のちびのころの写真がない。起動出来ないガラケーや、3.5インチのフロッピーにはあるかもしれない。

公園の植栽のなか、大型犬が黒猫の子猫をみつけた。そのオーナー夫妻が子猫をどうしたものかと、その場を離れられずにいたところに通りかかった。

小梅との出会い。さっきのことのように鮮明に覚えている。「捕まえさせてくれるなら連れ帰ります」そういって、手を伸ばしたら、あっさり捕まえられた。肩と首筋の温かいところへ乗せると喉を鳴らして甘えてきた。300gを超えたくらいのちびだった。

ご夫妻は大型犬の抗がん剤治療で、同じ動物病院に通院されていた。どこかで見かけたと思ったのはそのせいだった。

訳あって四国の実家に預けたときは、当日の夜中に抜け出して迷子になった。あれほど気をつけるようにお願いしたのに、と、年老いた母を随分と責めた。

けれど、実家の母も動物舎の母も二人とも探すための労力を惜しまなかった。悪い足を引きずって近所の方々に聞いて回ってくれた。果てには、占い師にみてもらったらしい。

地元新聞に、写真掲載のうえ迷子探しの広告を数回うった。地方は新聞での情報収集がとても効果的だった。情報があると実家の母がミニバイクで確認してくれた。

実家の近くで、夜中から明け方に張り込みをして、小梅が現れるのを何度も待った。昼間は声をからして、小梅を呼び続けた。高速バスで大阪と四国を何往復もした。

数日は実家付近にいたようだったが、その後は実家付近での情報が無くなった。目撃情報は東へと移った。

最終的に東へ数キロはなれた分譲用地の更地の雑草に隠れているとの情報で、昼間の明るいときに小梅をみつけられた。

エピソードのつきない小梅。

20歳を超えてもそばにいて欲しいと思う。

ありがとう。小梅を見つけてくれたゴールデンリトリバーくん、そのご夫妻。

大きな怪我や病気もなく育ってくれてありがとう。下の子達のめんどうはほぼみない小梅だけれど。

新入り4年生
新入り2年生

だらしなく体を伸ばしてくれるネコの姿は、保護してよかったのだと安心をくれる。

ありがとう。

今日も平和な動物舎。

いろいろとあるけれど、それなりに幸せな動物舎。

ありがとう、みんな。

2021年 はなちゃん、初のお洋服

あけましておめでとう、から数日。

はなの背中、腎臓を特に冷やしたくなくて、ペットウェアを買った。そもそも、それだけで美しい獣に人間の都合で洋服を着せるのは好まない。

サイズを計って、サイズ表から選んだのに大きい。

結果。ネコの体格にあまりフィットするデザインではなかったらしい。モデル着用の写真があってもなかなか分からない。

少し慣れておやつを食べるはな。
まーくんの視線が熱い。
モカもクンクンと洋服の匂いを嗅いでいた。
いつの間にかすぽっと抜けることが。
後足が前足用の穴に入ることも(^^;
数回の「脱皮」を繰り返しつつ、夜になった。

ホットマットは腹部から脇腹まで保温してくれるが、腎臓のある背骨両脇はなかなか難しい。

寝たきりになったサビ猫 琥珀のときはTシャツ型の洋服を着せて冷えるのを防いだ。琥珀が亡くなったあと捨てずにとってあるけれど、はなにはサイズが小さくて合わない。

はなはまだまだ歩ける。少しくらいの高さなら跳び上がれる。嫌かも知れないけれど、慣れてくれたら体温維持に有効なのだけれど。。。

今回はなに購入したフード付きのパーカーはオシャレで可愛いのだけれど、「脱皮」のごとく脱げてしまう。

何度も脱げたパーカーを着せるうちに、スナップボタンの一番目に、首輪を通して服がずり落ちないようにしてみた。胸に当たる部分の高さとか面積が無さすぎ、襟ぐりがガバッと空いてしまっている。だから、おしりの方へずり落ちるようだった。この後、数時間、様子を見守ろうと思う。

幅広のガーターベルトもあるので、それで服のずり落ちを防ぐのも悪くないかもしれない。

見慣れぬものに覆われたはなとパーカーに興味を示す若いネコたち。パーカーはニット編みなのでそれに爪をかけて遊ぶ、白猫 槐。早々に毛糸を引き出されてしまった。反応はそれぞれあって面白い。

洋服の重さのため覚束無い足元になるのはバランスの獣ならではか。大昔、仔猫だった初代モカにハーネスをつけたら立ち上がることもできなかったことを思い出した。

それに比べたらはなは立ち上がれるし、歩けるのだから大したものだ(^^;

白黒オレンジ、カラフルなお雑煮のような動物舎。

はな、七生、バルジェ。おばあちゃんと孫(^^)

とりあえず、何事もなく平和に始まった2021年の動物舎。

明日は命日 五周忌

愛しすぎるものがいなくなり、明日には五度目の命日を迎える。

どのこも可愛いけれど、一入というコがどうしてもある。

在りし日の愛しい君、凛々しい感じ。アレルギーの目も調子が良いとぱっちり開く。

長野市で自身が直接保護し、数ヵ月後には堂々と飼育できるペット可のアパートを契約して帰阪した。助かるかどうか分からない赤ちゃんだったが危機を乗り越え、最高で7キロほどになった。

モカの小さい頃、まだ携帯電話を持ってるか持ってないかという時代だった。フロッピーには赤ちゃんの頃の写真があるかもしれない。現在たまに稼働しているノートPCにスロットがなくて今は見れない。

まだ若いまーくんをおんぶして。。。
小梅は低温やけどのせいで薄毛が目立つ。

琥珀に寄り添って。

琥珀も翌2017年逝ってしまった。

2016.10.31

突然死、旅立つ前のひととき。

23時を過ぎたころだったろうか。

「さあ寝るよ」

モカと小梅が母のお腹から胸に2匹並んで寝そべった。照明を落としてわずか数分、何かが崩れ落ちた。

14歳。

灯りをつけて抱き起こした時、モカは既に亡くなっていた。

こんなに愛しいと思うのは、多分、この子だけ。

今、病気を抱えながらも頑張って生きてくれているおばあちゃん猫も、遊び盛りのやんちゃな子猫達もみんなみんな大切で可愛いい。

モカに対するそれとは少し種類が違うけれど、うまく表現できないけれど、愛しい家族。

長年、飼育していれば見送った頭数が多くなり、命日を覚えきれなくなった。

命日は忘れても先に逝った子供達のことは忘れない。どんな亡くなり方をしたのかも決して忘れない。

神様のお庭でみんなで楽しく遊んでいて欲しい。

行き場のない子達が選んでくれた、貧乏で粗末な動物舎。

生き物への愛だけが満ち溢れている動物舎。

小梅の横顔

暑い。

配置を変えたキューブボックスを気に入った小梅さん。

落っこちそうなくらい、手足を伸ばすこともしばしば…

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凛とした横顔は美人というほかになんと表現すればよいのか・・・

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

しかし、照明の紐がなんともブサイクだ。

背丈の低い母には延長紐が必須であるが、ボックスを高い場所へ移動したら、画角に入ることを全く考慮してなかった。

結構おおきなミス・・・


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